最新のRaspberry Pi 3 Model B+をインターネットサーバーにしてみた。
Pi 3 Model BからアップグレードされたModel B+は高速Gb LAN、CPUの効果でレスポンスがかなり良くなった。
これなら実用的なWebサーバーとしてホームページを運用できそうだ。
2層のオープンケースに入れて、大容量USBストレージから起動して、動作中。
最初にPi 3 Model B+に対応した最新OS、Raspbian StretchをダウンロードしてMicroSDカードにOSイメージを作成する。
Raspbian起動後にターミナルでコマンドラインから必要なソフトをインストールする。
Webサーバーを構築するための標準ソフトは現在のRaspbian Stretchでは以下のようになっている。
- データベース:MariaDB(MySQLの後継版)
- PHP 7.0
- Webサーバー:Nginx(apache2の軽量版もどき)
まずはおまじない替わりにいつものコマンドで最新の状態に
sudo apt-get update && apt-get ugprade -y
次にMariaDB,PHP,Nginxをインストール。
sudo apt-get install mariadb
sudo apt-get install php
sudo apt-get install nginx
phpの設定は
/etc/php/7.0/fpm/php.ini
nginxの設定は
/etc/nginx/sites-enabled/default
をいじる。
今回はホームページ作成用のWEBアプリとして、使い慣れたCMS(コンテンツ管理システム)のJoomlaと関連のテンプレートを入れた。
ラズパイのMicroSDカードは32GBの容量制限があるので、大容量USBストレージからRaspBianが起動してシステムが使えるようにした。
USBブートモードを有効にするには
/boot/config.txt
の最後に次の2行を追加する。
echo "program_usb_boot_mode=1" | sudo tee -a /boot/config.txt echo "program_usb_boot_timeout=1" | sudo tee -a /boot/config.txt
これでMicroSDカードを抜くとUSBから起動する環境が設定される。
Joomla CMSで適切なテンプレートを使用すると、ホームページ作成が比較的楽になる。
今回は以下のようにカスタマイズしてみた。
パーソナル、企業、団体向けのホームページ作成のひな型として使えるだろう。
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