最新のラズパイ「Raspberry Pi 3 Model B+」で聴くハイレゾ音楽(Volumio2)

Raspberry Pi 3 Model B+が発売されたので、1か月近くVolumio2で試聴してみた。
Pi 3 Model B+はPi 3 Model Bの改良版で、主にCPUの動作速度とネットワークの速度が向上、ようやくGb(1000Mbps) LAN対応になった。
これらの改良点は特にオーディオ用途には効果が期待できる。
長期間の試聴結果と評価はどうなるか楽しみだ。

 

Model B+は従来のModel Bと同一形状だが、CPUのパッケージが金属製に変わっている。
GPIOの右下に4ピンのPOEが追加されたので、従来のラズパイ用ケースでは干渉するものがあるかもしれない。

下に並んだ3ケのヒートシンクは、勿論Model B+とは別売だが、このくらいのヒートシンクがあると放熱が安心だ。

CPUには、より放熱効果の高い銅製のヒートシンクをつけましょう。

基板裏面のメモリチップにもヒートシンクを付けると様になってくる。


CPUクロックが1.2GHzから1.4GHzに上がった。大した違いはないと思うかもしれないが、CPUコアが4ケあるので処理能力の向上度は馬鹿にできない。
CPUが4コアから5コア分になったと想像してみたら。
全体の消費電力も増えると思われるので、5V/3Aぐらいの電源が欲しい。

Volumio2は既に、バージョン2.389でModel B/Model B+に対応している。

有線LANの最大速度が従来の100Mb/sではなく1Gb/sと表示される。
実際には300Mb/s程度の速度だが、体感上の違いは大きい。
注意点は、カテゴリ5E以上のLANケーブル、Gbルーターポート、Gbハブポートのすべての条件を揃える必要がある。
無線LAN(Wi-Fi)は11ac規格まで対応したので、有線LAN程度の速度が出るだろう。

但し、Volumioの現在の最新版2.389を使う場合の大きな問題点が出ている。
従来使用できたNASに接続できなくなったとの報告が多く出ている。

私も経験したので調べてみたら、SMB/cifsファイル共有プロトコルのバージョン違いの問題だった。

VolumioがSMB3で動作するので、SMB1タイプの従来のNASとは接続できなくなる、具体的にはマウントできない。
本来ならばバージョンの違いは端末同士でネゴシエーションを行って解決できるはずだが、うまくいってない。
Volumioプロジェクトのリーダーによると、自動的に接続できるようにしたいが"Not easy"であるらしい。

対処方法としては2通りある。

1.使用しているNAS側のプロトコル設定でSMB3以上が設定できればやってみる。
私の場合は自作のNASなので使用しているNAS OS(OpenMediaVault)のバージョンを2から3に移行して解決した。

2.Volumio設定時に魔法の言葉を唱える。(vers=1.0)

マイミュージックー>ネットワークドライブ メニューでオプション欄に
vers=1.0
と入力して保存する。

ユーザー名、パスワードなどのその他の設定値は使用しているシステムに依る。
ゲストアクセスを許可している場合は、ユーザー名、パスワードは不要な場合がある。

以上で対処できない場合は、ほかの原因かもしれないので時期を待つ。


色んなジャンルの音楽をDENON SC-M39、DIATONE DS-66Z、KENWOOD LSF-777、自作FE168ESバックロードホーン スピーカー等で試聴してみた。

7インチタッチスクリーンビルトインの評価用VolumioシステムがコンパクトスピーカーSC-M39に乗っかている。
Volumioは標準ではヘッドレス(本体の表示無)で他のパソコンなどのブラウザでリモコン操作して使用するが、
この評価システムのようにVolumio端末自体にタッチスクリーンがついてると非常に使い勝手がいい。
Pi 3 Model B+ビルトイン版はここのYahoo Shopで購入可能

この評価システムにはRaspberry Pi 3 Model B+とES9023 I2S DACがビルトインされているが、その他の様々なI2S DACでも試聴した。

接続しているメインアンプはパイアンプ

1か月近く試聴した大まかな感想としては、より安定感のある音で音楽が聴けたということだ。
やはりPi 3 Model B+の性能向上は音楽再生に確実にいい影響を与えているようだ。

試聴に使ったYing Quartetによるシューマンの弦楽四重奏曲全集は96KHz/24 Bit ハイレゾFLACファイルで以前オンライン購入したものだが、
ロマン派の天才ロベルト シューマンの音楽が楽しめた。
シューマンの弦楽四重奏曲では、なにかほの暗さを感じるような演奏が多いが、この演奏では若々しい、スカットしたところも感じられるいい演奏だと思った。
シューマンの演奏でスカットした気分になれるのは稀である。ハイレゾ音楽再生の醍醐味だ。

 

 

最終修正日2018/06/11(月) 15:34
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