ブラームスはお好き(かなっくホール カシオペイア クアルテット演奏会)

東神奈川 かなっくホールでのカシオペイア クァルテットのコンサートを聴いてきた。
とてもいい、充実した演奏でした。
特に最後に演奏されたブラームスの3番が良かった。名演だった。

音楽ホールは300席でライブ過ぎない、デッド過ぎないくらいのちょうどよい響き。
室内楽や小編成のオーケストラが聴きやすい。
今回はホール専属クァルテットによる演奏会。

後半に演奏されたブラームスの第3番は
私にとっては余りよく聴く曲ではなかったが、ブラームス最後の弦楽四重奏曲で複雑な曲だ。
やるせない切なさが感じられ、最後の楽章が幾分明るく、元気に終わる。
第3楽章はヴィオラが主導する印象的な楽章。

ブラームスの音楽の魅力は、ヴィオラの魅力だとよく言われるが、まさにその通りだった。
年寄りを泣かせる曲だ。

そういえば、ブラームスの恩師でもあったシューマンもブラームスと同じく交響曲を4曲、弦楽四重奏曲を3曲遺したが、
単なる偶然の一致だとは思わない。
ブラームスを理解する鍵だと思う。

クァルテットのメンバーは全員がオーケストラ奏者だが、ち密なアンサンブルの良さに特色が表されていた。
1stヴァイオリンとヴィオラの奏者が印象的だった。
今までのつたない音楽体験で、女性の、いい1stヴァイオリンがいるクァルテットは、いいクァルテットが多いと思っていたが、その通りだった。

来年はシューベルトをやるそうだが楽しみだ。

アマデウス弦楽四重奏団によるブラームス 弦楽四重奏曲 第3番

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