大倉山ジョイフルコンサート 長尾春花&實川風 デュオリサイタル

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奇数月の日曜日の午後、大倉山記念館ホールで開催されるコンサートを聴いてきた。

東横線の大倉山駅から線路沿いに坂道を上ると白亜の建物が見えてくる。

このホールで若手の実力派を招いて格式張らない、地元の音楽愛好家を楽しませる集いが行われている。

今日は春花さんと風(カオル)さんのヴァイオリンとピアノのデュオです。

前半はヴイターリのシャコンヌとブラームスの第2番のヴァイオリン・ソナタが演奏された。

私のお目当てはブラームスで、3曲あるソナタの中で特に2番が好きです。

中年男性の憂鬱感と切なさが相交じり、懐かしさを覚えるフレーズが垣間見えるような、熟年以上の男性には共感できる曲だと思います。

春花さんの演奏前の説明によると3曲の中で一番静かな曲だと言うことです。

若い女性ソリストが熟年男性の心理を理解できるのかしらなどと思ったりしました。

演奏が始まると納得できました。きれいなだけではなく肉付きと厚みのあるとてもいい弦の響きです。

繊細さと大胆さの両方を備えています。ドラマチックな演奏でした。

後半は小曲を集めたプログラムで、風さんのサポートも素晴らしくて、充実して満足できた、いいコンサートでした。

 

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ラズベリーパイ(Raspberry pi)でRaspbian

PC liva miniよりさらに小さい名刺サイズの超小型PC ラズベリーパイ。

CPUの性能はlivaより非力だが、512MBメモリ、有線LAN、USB2.0(2ポート)、SDIOカードスロット、HDMI出力 など必要な機能は装備されている。

専用のコントローラや学習用として面白く使えそう。

 

専用OS Raspbianをインストールしてみた。

GUI(X Windowモード)の処理は重たくなるので、CUI(Command lineモード)で起動してコマンドラインからGUIを起動できるようにする。

まずNOOBS(Raspberry pi用ソフトウエアBOX)を下記サイトからダウンロードする。

http://www.raspberrypi.org/downloads

NOOBS(offline and network install)を選択してZIPファイルをダウンロード。

ダウンロードしたファイルを解凍して、解凍したフォルダの中身を全て、フォーマット済みのSDカードにコピーする。

USBマウス、キーボード、有線LAN、HDMIデイスプレイを接続して、このSDカードをRaspberry piに差し込んで電源を入れるとOSインストールツールが起動するので、

Raspbianのcommand line インストールを選択して続行すると、SDカードの内容が更新される。

しばらくするとRaspbianがCUIで起動して下記画面のようになるので、

loginユーザー名をpi  パスワードをraspberry と入力してログインする。

GUIにするには startx とコマンドを入力する。

 

 

 これでX Windowが起動する。

 

CUIでは日本語表示は文字化けするが、GUIのLXTerminalでは文字化けしない。

無線LANを使用したい場合は、USBポートにUSB無線LANデバイスを差し込む。

バッファローのWLI-UC-GNの場合は、標準でOSが自動認識する。

WiFiを設定するには、Window上のWiFi Configアイコンをダブルクリックしてツールを起動する。

 

Adapter:wlan0で認識するので、SCANしてアクセスポイントを表示、選択する。

アクセスポイントのSSIDが表示されるのを確認して、無線LANルーターのWPSボタンを押して待機状態にして、ダイアログボックスのWPSボタンをクリックすると、ルーターと自動認証する。

ダイアログのPSK欄にルーターのKEYコードを入力して手動で認証することもできる。

ConnectボタンをクリックするとWi-Fiが接続される。

 

Raspbianを終了するにはShutdownアイコンをダブルクリックするか、

TerminalまたはCUI上で以下のコマンドを入力して、実行する。

sudo shutdown -h now

 

この位のことを覚えて、後は本格的なOSを色々楽しく遊べます。

 

 

 

 

 

 

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Blu-ray Audioで聴くケーゲルのベートーベン

Blu-ray Audioのタイトルが少しずつ充実してきたようなので、試しに買って聴いてみました。

ベートベン交響曲全集 ケーゲル&ドレスデン・フィル

Blu-ray disc2枚に全曲が収録されて、HMVで3000円ほどで買えました。

SACDがなかなか普及しきれないうちに、ハイレゾ音源によるNETオーデイオやBlu-rayの大容量、ロスレスハイレゾを活用したBlu-ray Audioが出てきて嬉しいやら悲しいやら。

SACDと比べて音質はどうかなと好奇心に駆られて聴いてみました。

 

まずは演奏者の紹介。

ヘルベルト・ケーゲル(Herbert Kegel)は旧東ドイツの指揮者で、東西ドイツの統一後に自ら命を絶ってしまった悲劇の人物として知られる。

ドレスデン・フィルはドレスデン・シュターツカペレ(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)などと並ぶ旧東ドイツからの名門オーケストラ。

小生は1970年代にこの2つのオケを初来日したときに、上野の文化会館で聴いたことがあります。

シュターツカペレはクルト・ザンデルリンクの指揮で、最初の曲はウエーバーのオベロン序曲だったと思います。

木管の柔らかい響きがホールに広がって、これが伝統あるドイツのオケの音なのかと感激したことを覚えています。

ドレスデン・フィルはこの時の指揮者は誰だったのかは覚えていませんが、実にいい音を出していた記憶が残っています。

 

Discには音声が

1.5.1 DTS-HD Master Audio 24bit/96kHz

2.4.0 DTS HD Master Audio 24bit/96kHz

3.2.0 WAV 24bit/96kHz

の3種類のフォーマットで収録されていて、好みの音声を選べます。

3種類を短時間比較試聴してみて、5.1 マルチが一番気に入ったので、これで全曲を聴いてみました。

実際のコンサートホールで聴いているような感覚で、柔らかい弦の響きとクリアな木管ソロが聴けます。

 

何回か聴いてみて、スケールが大きいとかではないが、実にいい演奏だなと思いました。

引き締まったオケの響きと細部までこだわり抜いた録音です。名演奏がハイレゾメデイア(Blu-ray)で蘇ったようです。

デイテールの美しさもあって、じっくりと味わって聴けます。

Blu-ray Audioの醍醐味を楽しめました。

初期の1番、2番の交響曲からして今までにない体験ができました。既に3番のエロイカを彷彿させる意志の力を現した充実した響きが聴けます。

特に気に入ったのは4番、7番、8番(これはお気にいり)、9番です。

第九の第三楽章のアダージョは、今までは終楽章(合唱)への序奏みたいなつもりで聴いてましたが、

この演奏を聴くとこの楽章があって初めて終楽章ができたのだと分かりました。

まさに分析の極み、或いは明鏡止水。一聴の価値あり。

 

 

 

 

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スマホで聴くハイレゾ その2

ドコモのAndroidスマートフォン L-01F G2でLINNのハイレゾ音源をダウンロードして聴いてみた。

最近のLG電子やサムスン製のハイエンドのスマホでは、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC形式のハイレゾ音源を標準で再生できる。

LG電子のこの機種は最大192kHz/24bitのままハイレゾで処理されているという。

現在愛用の192kHz/24bitハイレゾ対応のAVアンプとも比較試聴してみた。

音源ソースは
1.Ingrid Fliterが弾くショパンのPコン2番の第二楽章
2.モーツアルトの29番シンフォニー

オケは両方ともScottish Chamber Orchestraでフォーマットは192kHz/24bitのFLACファイル。

さてどんな音楽が聴こえるか。
勿論、試聴アンプは中華風デジタルアンプ(TDA8950搭載)。

スタジオマスター級のハイレゾ音源では、すごい音が聴こえるというよりは、楽器の音がより自然になる。
ピアノコンチェルトではピアノの音が芯のある生々しさを伴って聴こえる。

聴きどころはピアニッシモ(pp)のきれいさで、最弱音ではピアノの弦が反響板にエコーする音まで聴こえる。
この音源は昨年のクリスマスシーズン前夜まで日替わりでLinnレコードが無料で配布していた"24-BITS OF CHRISTMAS"の一部です。

モーツアルトの有名な若書きのシンフォニーでは、弦楽器の響きに艶があり音場の雰囲気が奥行までよく感じられる。
CDはもとよりSACDの音も超えている。さすがハイレゾ。

スマホのハイレゾの音もあなどれない。私の上級AVアンプのハイレゾ再生より高音質だった。
もしかしたらこのAVアンプでは192kHz/24bitをダウンサンプリングしているのではと疑わせる。

スマホでいい音でハイレゾを聴くためのヒントとして
1.ハイレゾ再生中はモバイル通信とwifi通信をオフにする。通信機能はノイズ発生源。
2.アンプと接続するためのオーデイオケーブルはできるだけ短い、良質なケーブルにする。
  ケーブルで音が変わる。

 ところで、小生最近ではFLAC等のファイル形式のハイレゾ音源で音楽を聴くことが少なくなってきた。

なぜかと言うと、

1.ファイル形式のハイレゾはマルチチャンネルではなくて、2CHステレオだけであるので、マルチの面白さを一度味あうと元に戻れない。

2.最近のBD/DVD/CDプレーヤーは高性能になって、CDの音源でもハイレゾ並に聴ける。

3.私蔵のBD/DVD/CDライブラリを作曲家、ジャンル別に整理してきたので、以前ほど聴きたい曲を探すのに苦労がかからなくなった。

4.CDなどの既存メデイアの価格がだいぶ下がったので、まとめて大人買いができるが、ハイレゾファイルはまだ高い。

これから先はどうなるだろうか。

 

 

 

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TDA8950 デジタルアンプの音 その2

最新のデジタルアンプを組み立てキットで自作してみました。

さて音質はどうでしょうか。

 最大170+170Wの大出力デジアン(TDA8950)の改良版がNFJから発売されたので早速ヤフオクで追加購入して評価してみた。
さて音質は向上したか。

この基板にはAC電源が必要なのでネットで適当なトロイダルコアの電源トランスを見つけてきた。

初代のTDA8950キットでは高域に不満があり、音質に影響が大きいカップリングコンデンサを変えてみた。

基板には0.68uFの小さなコンデンサが4ケ付いているが、これは差動入力仕様のため4ケ必要なのです。
秋月電子で買ったルビコンの0.47uFのMFコンに変えたところ音質が向上した(気のせいかも)。

改良版では手を加えずそのままの状態で数か月試聴してみた。

我が家のスピーカー(クリプシュ RF82)を鳴らしてみたが、先代同様さすが大出力、楽々とスピーカーをドライブする。

このスピーカーには更にフォステクスのスーパーツイター(T900A)を追加接続して、超高域を強化している。


NAXOSの優秀録音CD、ペトレンコ指揮ロイヤル・リバプール・フィルのショスタコービッチの10番がスリリングに大音響で鳴り始める。
これでショスタコの隠された謎がとけるかな?、ふふふ。

クラシックの室内楽、ジャズ、ロック、ポップス、歌謡曲などを含めた色んなジャンルのCD、SACD、Blu-ray(Audio)を楽しんだが

くせのないフラットな、いいアンプだと思う。

このクラスのアンプだと単に音が鳴るというよりも、楽器が鳴る、オーケストラが吠える、人が歌う。

3000円のデジタルアンプ恐るべし。

 

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